頭を空っぽにしてに会議に臨むのがベストという究極の真実

いきなり、タイトルを見られて、一体何の事と思われる方も
おられるかと思います。

まず、会議とは、分譲マンションの管理組合で
活動の中心となる理事(居住者の代表)の方々が、
定期もしくは不定期で行なう理事会の事を言っています。

マンション管理員の私は、オブザバーとして、
所属会社の担当者とともに、毎回参加しております。

オブザバーですから、基本的に理事の方々から
意見を求められたら、発言をするスタイルとなります。

当マンションは理事会のメンバーは交代制なので、
２年に１度、全員入れ換わります。

最初から慣例、事例、前例など、さまざまな情報を
持っているのは私だけです。

したがって、理事の方々が交代するたびに、
必要な情報を伝えていくのが、私の役目となり、
いろいろな課題、問題が発生するたび、
必然的に私の意見を求められる傾向が年々増えてきました。

日々、居住者の方とのコミュニケーションの積み重ねと
マンション周辺の環境を含めた変化など多岐に渡る情報が
経験値とともに増えてきてます。

おそらくグラフ化したら、年数とともに、右肩上がりで
増大していくパターンになると予測できます。

まともに考え込んでしまうと、ストレスを抱え、
キブ・アップしかねない状況となります。

継続勤務が可能な状況となるには、

在職中に、できるだけ多くの居住の方と

コミュニケーションを積極的、意識的に図り、
信頼関係を築く以外には方法はありません。

居住者の方とコミュニケーションを
通じて築いた信頼関係をベースにすれば、
管理員個人の経験値はノウハウとなり残ります。

このような背景から、理事会という会議に臨んだ時にも、
議案の項目をサクッと頭に入れ、後は先入観をできるだけ挟まず

では、実際の会議で、私が対応する場面とは、
理事の方々の議案に対する、その時の意見を聞きながら、
瞬時に他の居住者の方の住環境、近隣にお住まいの方、
周囲の自然環境など、あらゆる角度からの情報を提供し、
結論を導く方向性を見出してもらうためのサポートという形になります。

その会議で最近になって、私が感じている事があります。
私が理事の方々に発言する時、
普段の私とは違う思考パターンで意見を言う場合が多いのです。

しかも、私自身の自覚がありながら、
"誰かに言わされているような感覚"を持った事も何度もありました。

そして会議が終わって振り返ってみたら、
"何んであんな考えが思い着いたんだろう"、
という事が結構あり、自分でも不思議な気持ちになります。

私の意見が取り上げられるかどうかは別にして、
会議でどのような結論が出ようとも、
それがベストだと心から思うようになりました。

私個人ではなく、理事の方々ひいては
すべての居住者の方々にとってベストだという結論を
全面的に信頼しているからなのです。

だから、理事会はいろいろな個性、人間模様を
映し出す場であるので、個人的にはちょっとしたスリルを
味える機会なので、密かに楽しんでいるとも言えるのです。