『断・捨・離』は執着を手放すための道具なり

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転職を10回して、人間関係、ノルマに苦しみ、悩んだ末、発症した、うつ病&パニック障害、 会社や周囲の人のせいにしたり、自分を責めたりしました。 自分に合った企業へ転職したいのに、なぜかさらに厳しいブラック企業に入ってしまうのです。 私と同じように悩んだり、困っている方へ少しでもお役に立ちたいという真剣な想いから、 心機一転し、新たにカウンセリング・サービスを立ちあげました。

「断・捨・離」とは、ヨガの行法である断行・捨行・離行の
頭の字を取り、表わした言葉だそうです。

私は、「あるヨギの自叙伝」(パラマンサ ・ヨガナンダ著)を
読んだ時、この言葉を本のどこかの章で見た記憶が
あるのですが、まさかヨガの行法とは知りませんでした。

それぞれの意味は、

断:不要な物を断つ。
捨:いらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。

という事らしいのです。

個人的には、真ん中の"捨"の

「いらない物を捨てる。」は掃除や整理で

実践しやすいのですが、残りの"断"と"離"、

特に"離"が最もハードルが高いように思いました。

なぜ、私がこのような事を言うのか、と言いますと
昨年の夏に、この"離"を実感できた経験があったからなのです。

20年近く前、以前に書きました、
ある宗教団体の施設に入会した時、
"お守り"とか"厄払い"の名目で、高額な美術品や仏具を
購入しておりました。

その宗教団体との関係は、はるか昔になくなったのですが、
そのモノたちを持ち続けておりました。

何がキッカケで、そう思ったのか、忘れましたが、
「今、そのモノたち、必要?」
と頭の中に浮かんだ事から始まりました。

決して自慢するつもりはないのですが、
費やしたお金は、新車が1台購入できる程の金額でしたので、
長い間、手放せず、二の足を踏んだ状態でした。

正直なところ、"手放す=お金を捨てる"、そんな感じを
そのモノたちと同じ様に引きずっていたようです。

端的に言うと、執着を手放す事ができなかったという事です。

よく、執着を悪者扱いするような見方をして、
早く手放した方がいいとか、捨てたらいいとか、
言う方がおりますが、それは正しい見方なのでしょうか?

全部、業者に依頼して引き取ってもらい、
手元に換金されたお金が、数十万円でした。

損したとか、虚しいとか言った気持ちはなく、
数十万円頂くだけ、ありがたいという気持ちで、
お金を受け取りました。

そして、ようやく執着を手放すの本当の意味が
わかりました。

執着とは、"自分から手放そうとするのではなく、
心の成長を経て、必要な時期に、自然と手放れていく"

という事なのです。

この出来事を通して、執着について、
見識を深める事ができた事は
とても貴重な経験となりました。

しかし、これで私の執着がなくなったという事では、
決してありません。
まだまだ、たくさん心の中にありますので、
引き続き学んでいきたいと思っています。


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