たとえ兄弟の間であっても"干渉しない"、その真意とは？

先日、突然、私に５歳下の弟から、

「お金を貸してほしい」との

電話がありました。

弟は、私の実家の商売の後を継ぎ、

30年以上、家業を支えてきました。

しかし、結婚して３人の子供ができ、

子育てに追われるなど、

家庭の諸事情が重なり、

現在、家業が傾いています。

手持ちの現金が底をつき、

行き詰まったため、

私へ助けを求めてきたようです。

実を言うと、このようになることは、

弟夫婦の結婚当初から、

ある程度の予想はしていました。

今回も私に声をかける前に、

親戚にお金を借りていたことも

知っていました。

そんな状況と、血のつながりからの

"兄弟の情愛"などが絡み合い、

苦渋の決断でしたが、

お金を貸すことを断りました。

決断の理由として、

我が家も経済的に余裕のない状況も

ありましたが、それ以上に私が

重要視したのが、

兄弟とかに関わらず、

"干渉しない"

そのことでした。

弟夫婦にとって、

"本当に必要な学びとは何か"、

という視点に立つことで

わかったことでした。

「厳しいのではないか？」

「冷淡なのではないか？」

と思われる方もいるかもしれません。

しかし、弟夫婦の成長を

心から願うのであれば、

お金というモノではなく、

別の形でサポートしたいと思い、

そのような決断をしたように

後から思いました。

血のつながりがある以上、

人間である限り、

"情愛"はついてまわり、

そして尊いものだと思います。

もし、"情愛"ゆえに相手を

本気で手助けしたいのであれば、

その手段が"お金"であれ、

他のサポートであれ、

それを"見極め"というか

"識別する"必要があると

思っています。

この時点で、兄弟や身内と他者との

"区分け"もしくは"境界"、

そのようなモノはもはや存在しない、

と思えてくるのです。

それが相手にとっても、自分にとっても

それぞれの状況から学べ、心の成長を引き出す、

"愛の行為"だと思います。

最後にカウンセリング・サービスについて

ご案内致します。

サービスの料金設定はしておりません。

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ご遠慮なく、お気軽にご質問ご相談下さい。

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