こんな不甲斐ない父親でも、娘は成長して立派な社会人になりました

一人娘も社会人として、独立し親の手から離れたので、
子育てについて振り返ってみたいと思います。

今にして思えば、
私は、父親としては失格だったと思います。

娘が幼少期の頃は、怪我や事故、トラブルを恐れ、
また、スムーズに物事が図れるようにと、
先々に手を回してしまい、本人の意思を
蔑ろにしてしまう場面がよくありました。

思春期の頃は、私の無神経な言動が原因で、
本人の反発や反感を抱き、感情を逆なでする事態にまで、
発展することが多々あり、相当の苦労をかけたと思います。

娘は、私を言わば反面教師として見て、
長い年月、自分なりの考えや判断を模索し続けたと思います。

 「子供は、親を選んで、この世に生まれてくる」と、
昔、誰かから聞いた事があります。

もし、そのが真実なら、
私は、"とんでもない親だ"と、
自分を責めた事もあります。

娘が大学受験を控えていた時期に、私が、うつ病になり、
迷惑をかけ、気を遣わせてしまいました。
私も、その心遣いに応えようと、自分の精神状態を見ながら、
できる限りのサポートをしました。

こんな、心が折れやすく、頼りにならない父親でしたが、

お陰様で、娘は一人前の大人として独り立ちできました。

私の存在意義なんて小さなものです。

妻や義父母、学校の先生、ご近所の方々など、
多くの人々の支えと、
お陰様、すなわち、ご先祖様はじめ、亡くなった親族という、
目に見えない存在の方々の支えがあったらこそのように

思わずにいられません。

そう言えば、娘は、いつしか仏壇に手を合わせるのが、
習慣となっていました。
その姿を見る度に、素直で純粋な感謝の気持ちが伝わり、
とても嬉しく感じておりました。

不甲斐ない父親でしたが、娘からも多くの学びを得たのも、